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Sect.2

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|| GCPの基本を習得

| GCPの基本用語

  • ユーザー : GCPを利用する人。( Googleサービス共通アカウントである、Googleアカウントを保有する個人。)

  • プロジェクト : GCPの各種リソース、紐づく単位。

    e.g. プロジェクトA…ECサイト運営
         プロジェクトB…オウンドメディア運営
  • 請求先アカウント : 1つのプロジェクトに対して1つ割り当てられる課金管理用のアカウント。

  • 関係(プロジェクトと請求先アカウントの) スクリーンショット 2022-05-23 20 00 02

Googleアカウントは複数のプロジェクトに振り分けることできる。

各プロジェクトには一つの請求先アカウントが紐づく。

そして、請求先アカウントは支払い方法が1つ選択できる。

| リージョン / ゾーン

通信 通信料 ネットワークレイテンシ
リージョン 有料 無視できない(光速がリミット)
ゾーン 無料 ほぼ無視できる(95%程度 往復1ミリ秒未満)

ss_1

  • リージョン : 物理サーバが配置されている地理エリア

    • リージョンの選び方 : 基本的には、提供サービスの利用者に近いリージョンを選定。
      • ∵レイテンシが低いから
      • ∵コストが抑えられる(物価によって異なる為。i.e: S.Carolinaが安価)
  • ゾーン : リージョン内で分離された場所(仮想のデータセンターのイメージ)

    • ゾーンの選び方 : 基本的にリージョン内のどのゾーンでも◎(大差なし!厳密に言うとCPUアーキテクチャが違う。)
  • ネットワークレイテンシ : 利用者がリクエストを出してから、レスポンスが帰ってくるまでの、通信に掛かる時間。

    • cf. https://gcping.com/ 計測できるよ。(GCPオフィシャルではないけど使える。)
  • 耐障害性

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予期しない障害を最小限にするため、リージョン内の複数ゾーン内にデプロイする。

  • マルチリージョン

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予期しない自然災害等で東京が壊滅的な打撃を受けた場合。大阪のリージョンにも同様にデプロイしていれば、対策できる。

※ 「耐障害性」にはコストがベラボーに掛かる。どこまで耐えうる構成かをしっかり考えること。

| 耐久性・可用性

  • 耐久性:データを失わない期待値

    • e.g. 耐久性100%= 保存したデータが失われる可能性はない。
    • e.g. 耐久性90% = 保存したデータが1年後に無傷でアクセス可能になる確率は90%。
  • 可用性:サービスが稼働し続ける期待値

    • e.g. 可用性99.9% = 365日中、364.6日は可動し続ける期待が持てる。

POINT

  • GCPの「耐久性」「可用性」は基本的には100%未満。
  • アーキテクトが、コストとの兼ね合いを考えながら、耐久性や可用性の効用最大化を構成設計する。