Mac mini(M1,2020) セットアップ備忘録
Mac miniのセットアップ手順(普段使うツール類を導入するまで)を備忘録として記載します。
動作環境
- Mac mini (M1, 2020)
- macOS Monterey(バージョン12.3.1)
初期設定
キーボードとマウスは普段以下を使用していますが、やはりというべきか初期セットアップ(言語の設定やネットワークの設定等)ではBluetoothの設定ができないため、別の(USBコネクタ対応の)キーボード、マウスを使用してセットアップを実施しました。
- キーボード:logicool MX Keys Mini
- マウス:logicool MX Ergo
初期セットアップ後、[システム環境設定]->[Bluetooth]でキーボード/マウスを繋いで設定しました。 キーボードについて、キーボード設定アシスタントを使ってJIS(日本語)にセットアップしましたが、英語配列のまま変わらず、、、という状況になりましたが、Ctrl+Spaceで英語(ABC)→日本語へ変換すると、日本語配列に設定できました(ここはあまり腑に落ちてないところですが、設定できたので次に進みます)
各種ツールのセットアップ
以下の流れでセットアップを実施します。
- brewインストール(Xcodeのインストール含む)
- fishの設定
- VSCodeの設定
1.brewインストール
Homebrewに記載されているワンライナーのコマンド実行してインストールします。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
上記Homebrewインストールの中でXcodeについてもインストールされます。
インストールが終わると次のアクションについての出力があるので、それに従ってコマンド実行していきます。
要はbrewコマンドが使えるようにパスの設定をzshのプロファイルに設定しましょう、ということです。
% echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/hoge/.zprofile
% eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
これでbrewのインストールは完了です。
続いてbrew経由で普段使用しているツール類をインストールしていきます。
% brew install git fish ghq peco
% brew install --cask firefox quicksilver visual-studio-code shiftit karabiner-elements
fishは普段使用しているシェルになります。詳細はfish shell導入してみたにて紹介しているので割愛します。
ghqやpecoについてはgit周りの作業改善ツールです。正直使ったことがなかったので、このMac miniセットアップを機に使っていこうと思います。
Quicksilverはランチャーツールです。MacだとAlfredなどが有名かと思いますが、
Apple Silicon MacやmacOS 12 Montereyに対応した多機能ランチャー「Quicksilver v2.0」がリリースの記事を見かけ、久しぶりにQuicksilverを使ってみようと思って導入してます(QuicksilverのBezel型のポップアップが好みです。デフォルトはPrimer型になっているのでBezel型に変更してます)
shiftitはウィンドウ分割ツールです。Windowsライクにウィンドウを移動させたいことが多いので導入してます。shiftitのデフォルト設定では「Ctrl+Opt+⌘+カーソルキー」という形で若干使いづらいため、「⌘→」で右にウィンドウを移動みたいな形に設定しています。
karabiner-elementsはキーバインドをカスタマイズするツールです。Windowsキーボード操作に慣れているため、Windowsっぽくキーバインドを変更するために使用します。
karabiner-elementsでは、下図のようにコピペがWindowsと同じキー操作となるようにCommandとControlのキー配置を入れ替えます。
ただ、上記設定をしてしまうとウィンドウの切り替えがWindows操作時とは異なってしまうため、Command+TabをControl+Tabに変更します(下図)。ルールについてはインターネットからダンロードできるのでインポート&有効化(Enabled)します。
2. fishの設定
Mac mini(M1, 2020)では、デフォルトのシェルがzshとなっているのでfishに変更します。 また、fishでbrewが使用できるようにパスの設定を実施します。
% echo $SHELL
/bin/zsh
% whereis fish
fish: /opt/homebrew/bin/fish /opt/homebrew/share/man/man1/fish.1
% echo /opt/homebrew/bin/fish | sudo tee -a /etc/shells
% chsh -s /opt/homebrew/bin/fish
% vim ~/.config/fish/config.fish
% cat ~/.config/fish/config.fish
if status is-interactive
# Commands to run in interactive sessions can go here
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
end
fish用のパッケージマネージャとしてFisherを使います。
% curl https://git.io/fisher --create-dirs -sLo ~/.config/fish/functions/fisher.fish
% fisher --version
fisher version 4.3.1
文字化けするようなのでPowerlineフォントをインストールフォントについてダウンロードします。
(以前はfisher add <プラグイン>という形でしたが、fisher installという形に変わってます)
% fisher install oh-my-fish/theme-bobthefish jethrokuan/z oh-my-fish/plugin-peco
% git clone https://github.com/powerline/fonts.git
% cd fonts
% ./install.sh
% cd ../
% rm -rf fonts
3.VSCodeの設定
VSCodeインストール後、以下の拡張機能をインストールします。核拡張機能の説明は省略します。
$拡張機能$
- Dracula Official
- GitLens
- HashiCorp Terraform
- Japanese Language Package
- Kubernetes
- Markdown All in one
- markdownlint
- Vim
- YAML
VSCodeのターミナルを多用するため、デフォルトのシェルをfishに変更します。
Code->基本設定->設定の「Terminal>Integrated>Default Profile:Osx」のパラメータをnullからfishに変更します。また、VSCodeのターミナルを使用する場合は、設定画面からフォントファミリの先頭に、'Source Code Pro for Powerline'を追加します。(おそらくスペースを含む場合はシングルクォートでくくる必要があります)。設定画面において「font」で検索すると設定箇所を見つけやすいです。
また、Settings Syncを参考に、VSCodeの設定ファイル(Settings.json)の同期をGitHub経由で連携する設定をしました。同期設定をするとGitHub上にVSCode用の新しいリポジトリが作成されるわけではありませんでした。どこまで同期させるか(同期拒否させるか)はjsonファイルで細かく設定できるようです。
まとめ
Apple Storeで注文してから約2週間後にMac miniが届いたので、セットアップがてら手順を備忘録として残してみました。メモリとストレージをカスタマイズしたことでAppleの中国支店経由で発送される形になったようですが、コロナ禍で発送にかなりの遅延が発生しているようです(配送予定日より10日程遅れて届きました)。が、やはり新しいマシンはいいですね。とりあえずのセットアップが完了したので、色々試しながらカスタマイズしていきたいと思います。
参考
Apple Silicon MacやmacOS 12 Montereyに対応した多機能ランチャー「Quicksilver v2.0」がリリース